パラブーツのオールソール。骨董通り店まで持っていけないカントリーボーイの場合

なんといってもパラブーツの魅力は、タフに履けて、ドレッシーである事に尽きると思う。「手入れすれば」ずっと使える。パラブーツ純正ソールであればソールの減りも少ないから、かなりコスパがいいと言わざるを得ない。

ただしそれは、「手入れすれば」の話だ。日ごろからのブラッシングや、定期的なクリーム塗りは当然しなければならないし、ソールが減てもソールを交換しなければ水が浸入してきてコルクがダメになってしまう。

 

 

僕のChambord(シャンボード)の場合、週に2-3回という程のヘビーユーズで、5年程はいたらソールが限界に達した。これはかなりすごいことで、僕が所有している靴の中では断トツトップのソールの減りの遅さだ。同じ頻度で履いた場合に半年も持たない靴も存在する。パラブーツの場合は、オールソールが1万8000円と高いけれども、半年に1回6000円でゴムの張替えをしたとしたら5年で6万円もかかる。パラブーツの場合は1万8000円でまた5年履けるのだとしたら、それは結果的にはコスパがいいと言える。

 

門外不出の純正ソール

基本的にパラブーツのソールは純正ソールだ。それは、パラブーツのソールは他社からの買い物ではなくて、パラブーツ自身が作っているという意味だ。大体の靴メーカーのソールは、ソールメーカーから買っているのに対し、靴自身も、ソールも作っているメーカーはほとんどない。

このパラブーツのソールは門外不出で、他のメーカーの靴がパラブーツのソールだけを使うという事は出来ない。さらに、直営の取扱店にしかソールは置いていない。これはなかなかすごいことで、パラブーツの靴をオールソールするには、直営店に行かなければならないという事だ。直営店は東京の青山は骨董通りにあるから、直営店に行けるシティボーイにとってそれは簡単なことかもしれないが、地方に住む僕らカントリーボーイにとって、それは簡単なことではない。

 

宅急便でやり取りすることができる

骨董通りの本店に行けるシティーボーイは、正直に言ってうらやましい。いや、うらやましかったというべきか。

門外不出のソールを交換したくて、新幹線で靴を持って上京しようかとも考えたが、まずは直営店に電話してみた。すると真摯なスタッフさんが、宅急便でもよいですよ。と教えてくれた。もうこの時代、実際の距離なんてほとんど関係ないんだなと感じる。

宅急便を使えば、沖縄や北海道からでもソール交換ができるし、なんなら日本の裏側のブラジルからでもソール交換ができる。場所だけでなく、家から一歩も出ない引きこもりの人でも、ソール交換ができるのだ。(引きこもりの人で靴好きの人がいるかどうか知らないが、そもそも家から1歩も出なければソールは減らないので、おそらく需要はないだろうが。)

 

パラブーツのオールソールをする際の手順

宅急便を使ってパラブーツのオールソールをお願いする場合、3つのステップを踏む必要がある。それは、

  1. お店に電話する
  2. 愛情を込めて一筆箋をしたためる
  3. 靴を宅急便でお店に送る

である。順番に説明していこう。

 

1.お店に電話する

まずはお店に電話する。いきなりモノを送るのではなく、私はこういうもので、何年間履いて、こういう状態の私の靴を送るので、オールソールをお願いしますと、伝える。当然、お願いできるのはパラブーツ純正の靴に限る。

パラブーツ青山店
電話:03-5766-6688

 

2.一筆箋をしたためる

宅急便でオールソールをする際には、これが肝となる。一筆箋である。この出来で、靴の仕上がりは変わってくると言っていい。とっておきの万年筆で、とっておきの一筆箋に、お願いしますと書こう。

※名前、住所、電話番号を書くのを忘れないように。

 

3.靴を宅急便でお店に送る

最後に、靴をパッキングしてお店に送ろう。

パラブーツ青山店
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6-12-3

ここで、愛情をこめて書いた一筆箋を、愛情をこめて箱に入れるひつようがある。ガムテープで閉じたら、パンパンと手を叩いて拝む。これは、「きれいになって帰って来ますように」のお祈りだ。

 

出来上がり

出来上がりまでの時間は、部材の在庫が日本にあるかどうかによっても変わるが、今回は1カ月くらいで届いた。もしフランスから部材を取り寄せる場合は結構な時間がかかるので、注意が必要だ。

そして、これが新しくなったChambord(シャンボード)だ。

 

ポリッシュもしてくれてあるので、革が生き生きしている。

当然だがソールも完全に新品になっている。この角度から見たら新品にしか見えない。

 

 

コバも取り換えられていて、これはアッパーの貫禄と新品の良さがマッチして、とても素敵な風合いになっている。どうだろう?5年以上も履いている靴には到底見えない。5年前よりむしろ美しくなっているような気しかしない。この先さらに5年後に2度目のオールソールをする頃になるだろうが、その頃にはどんな風合いになっているのだろう。

 

 

まとめ

以上の手順を踏めば、誰でもパラブーツのソールを交換できる。約18,000円で交換できるので、もし愛着がわかなくなってきたら、投資するつもりで18,000円払ってみよう。きっともっと愛着がわくはずだ。

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