素敵な大人になるために像を磨く

まずはこの動画を見てほしい。

 

EVISBEATSと田我流(でんがりゅう)の〔ゆれる〕という曲だが、ラップでは普通に素敵な事を言っている。

 

この音楽を聞いて、みんなには何か刺さるところがあっただろうか。

 

僕にはあった。

 

 

なんと、すごく怖そうな人が真面目に、それも丁寧に(超しかめっ面で)お茶を入れいている。

 

MVに出てくるB-Boyは田我流さん本人なんだけど、ヒップホップのラップをしているし、DJもやってて、なんかすごく怖そうな人だなぁというのが最初の印象だったけど、このMVを見て、本当に感動した。

 

丁寧にお茶を入れているだけでもシャンとした印象なのに、さらに小さな仏像まで磨いているシーンがある。

 

 

この人は、怖そうだけど、よっぽど自分より素敵な大人だ。心からそう思った。

 

この仏像を磨いているシーンが本当に好きで、この仏像を磨く田我流に憧れて、僕も買ってみた。

 

それが今日紹介するモノだ。

 

まず買ったのは、これ。

 

 

田我流が磨いていた仏像とはずいぶん違うけど、このゾウを見た瞬間にとても神聖なものに見えて、あまり悩まずに買ってしまった。これはシンガポールのホーランドヴィレッジという所の雑貨屋さんで買ったのだけれど、お店の人曰く、これはアトリエ(どこだか忘れた)に別注して特別に作っているもの、との事。ということは、これはアート作品。

 

このソフィスティケイトなゾウを買って、田我流みたいに毎日磨いたら、素敵な大人になれるんじゃないか。そう思って、買った。そして磨いた。最初の何日かは。

 

やはり、仏像(僕の場合はゾウさんだけど)を磨くという行為は生半可なことではなく、続かない。
素敵な大人は、きっと毎日これをこなしているんだろうと思うと、自分が情けなくなった。

 

もしかしたら、こんなに可愛いゾウさんではなくて、もうちょっと宗教的な、厳かなもの像を買ったら、もっと磨くんじゃないだろうか。

 

田我流がMVの中で磨いていた像は、ものすごく宗教的で、厳かだった。こんな感じに。

 

 

そう思い始めて、ゾウさんのことも忘れ去られて、約2年。

 

急に出会いが訪れる。それが、これだった。

 

 

この像を見た瞬間、私を磨きなさいと聞こえてきて、思わず買ってしまった。今回は同じ像でも、有難味がちがう。なんといってもヒンドゥー教の重鎮、ガネーシャだ。これはバリのマタハリマーケットという、当時バリで一番大きかった(という事は値段もそれなりに高い)スーパーマーケットで買った。これは磨くだろうと思って、買った。そして磨いた。最初の何日かは。やはり磨く対象が、ゾウさんから、神様のゾウになった時点で、像を磨く習慣がない自分にはあまり変わらない。長くは続かなかった。

 

さらにその3年後、雑誌でソリマチさんが、紳士は犬が好きだ、犬は紳士のシンボルだみたいな事を言っているのを見た。そこから犬への憧れと像を磨いて素敵な大人になりたい憧れがミックスして、心が迷い始めた時、僕の前に現れたモノがある。

 

それが、これだ。

 

 

これはインドネシアのどこかの問屋で買ったのだけど、まさに紳士のシンボル。今度こそは磨くぞと思ったが、やはり長くは続かなかった。どうやら、僕は2~3年おきに、一個だけ像を買うようだ。その周期で行くと来年あたりまた買う事になりそうだ。

 

素敵な大人になるのは簡単なことではないけれど、努力して行きたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください