[浜松] 小料理屋 彩席かわかみで味わう季節の料理と季節の酒

さて今回の舞台は静岡県は浜松市。県内2つ目の政令指定都市である。

オートバイや楽器などの産業が盛んで、歴史もある浜松市だが、実は政令指定都市としての歴史は深くはない。政令指定都市の条件である100万人をめざすための戦略として、近隣の市町村を合併に次ぐ合併していった結果、浜松市は広大な敷地面積となり、一時は中心部の活気が失われてしまっていたこともある。

それが今、中心部でも活気が沸いている。今回紹介するレストランは、浜松の中心部にある、とあるレストランだ。

 

浜松のレストラン事情

浜松市の中心部で飲み歩くといったら、有楽街か、肴町周辺がメインとなる。肴町周辺にはオシャレなアパレルもあり昼間は静かでおしゃれな雰囲気である。夜もそのままの雰囲気で、大人な雰囲気の街となる。

ところが有楽街はいま、若いエリアとなっている。カラオケなどの看板が景観のほとんどを占め、多少下品でもある。まるで広告の道だ。ところがその有楽街から10mくらい外れた場所に、今回紹介したいお店がある。<彩席かわせみ>だ。

 

彩席かわせみ

住所 : 〒430-0932静岡県浜松市中区肴町318-16
電話 : 053-452-3777

ここは京都で修業したシェフが地元の浜松で立ち上げたお店だ。今回は両親が、僕と妻を連れてきてくれた。案内されたのは奥のテーブル。2つ並んでおり、間は襖で区切られていた。喧騒のすぐ隣にありながら、こんな静かな雰囲気に驚きだ。

 

 

お料理について

今回は料理をコースで頼んで、それと一緒にお酒も結構頼んだのだが、まずは料理を紹介していこう。

前菜、今回はたこ。これがとても丁寧に煮てあって、これ以上ないくらいに柔らかく仕上がっていた。夏らしくガラスの器に盛られていて、とても涼しげな前菜だった。

 

 

そして汁物。とてもさっぱりした味付けだが、ジュンサイがいい感じにアクセントになっている。これも夏らしく銀彩(ぎんだみ)の汁椀に出てきて、季節を感じる料理。

 

 

そしてお造り。赤身がこれ以上ないくらいに赤く、とても美味しかった。あと鱧。酢味噌で頂く鱧は夏の風物詩。器も江戸切子でさっぱりと。器が好きなのでそちらばかりに目が行ってしまうが、料理もとても美味しい。

 

 

青磁の器に載せられて出てきたのが、しめ鯖のクラブサンド。しめ鯖をパンで挟んだものを生まれて初めて食べたが、これがなかなかイケる。カリッと焼かれた薄めの食パンにたっぷりのバターが塗られてしめ鯖がサンドされている。コースなので少しの量しかないが、これだけでランチに行けそうなくらい美味しかった。

 

 

そして肉料理。マッシュポテトの上に、デーンと濃厚なお肉が乗っている。濃いめの味付けで、いい感じにマッシュポテトと相殺しあう。そして(酔い過ぎているだけかもしれないが)これが、日本酒にも案外よく合う。酒が進んでしょうがなかった。

 

 

最後にご飯。地元浜松の看板とうもろこしである<甘々娘(かんかんむすめ)>と一緒に米を土鍋で炊いてくれた。これは先ほどの濃厚な肉とはまた違い、とても素朴で、甘く、美味しかった。

 

 

赤味噌の味噌汁と漬物と一緒に頂いた。

 

 

 

日本酒について

バーっと食べ物を列挙してきたが、この日は一緒に日本酒も飲んでいた。いや、飲みまくっていた。料理とは別に、この日に飲んだ日本酒についても紹介しておこう。毎回違うお酒を頼んでも、女将さんがいろいろ紹介してくれるのでとても楽しかった。料理もとても美味しかったけれども、こちらも同様に楽しかった。

まずは、ビールで乾杯。

 

最初に頼んだ日本酒はこちら<七ロ万(ななろまん)> 福島の蔵元、花泉酒造だ。

これはロ万シリーズというシリーズもので、一年中、名前を変えて出され、四季に合った日本酒を楽しめる。その中でも<七ロ万(ななろまん)>は七月に出る夏のお酒だ。

 

 

次に<山川光男> これは以下の4つの蔵元が合同で作っているプロジェクト。いずれも山形の蔵元だ。これも季節ごとにラベルを変えて出されているのだが、女将さんが過去のラベルをいくつか見せてくれた。とにかくラベルが素敵なので、ラベルを集めるのも楽しそうだ。

  • 山 … 山形正宗
  • 川 … 楯野川
  • 光 … 東光
  • 男 … 羽陽男山

 

 

続いて<雅山流・極月(がさんりゅう・ごくげつ)> これも引き続き山形は米沢の蔵元。

極月はいくつかある雅山流の中でも最高峰の酒に当たる酒。

 

 

引き続き<蒼空(そうくう)> ここまでずっと東北縛りできたが、ようやく京都の蔵元。藤岡酒造。伏見の酒だ。

品種は山田錦かと思ったら山田穂(やまだぼ)という山田錦のお母さんに当たる品種だそう。

 

 

最後に<鳳凰美田(ほうおうびでん)愛山(あいやま)・ブラックフェニックス> 小林酒造。栃木県の蔵元。

これで今回の日本酒は終了。あまり日本酒の味わい方に明るくないので感想については書かなかったが、これは飲みやすいとか、これは癖があるとか言いながらいろいろな日本酒を飲むのは楽しいもの。おかげで飲みすぎてしまった。。。

 

 

 

最後に

実は今回のディナーは、父親と母親が連れて行ってくれた。大人になった今、実は家の外で誕生日を祝ってもらうのは初めてで、とても嬉しかった。僕は15歳で家を出てしまったのもあり、あまり家にはいなかった。久々に誕生日に親といられたことと、外でごはんを企画してくれた事が嬉しかった。面と向かって直接はうまく「ありがとう」とは言えないので、ここに書いておく。

「お父さん、お母さん、誕生日をこんな素敵な店で祝ってくれてありがとう。」

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