[箱根] オーベルジュ オー・ミラドーで祝うサプライズバースデーな土曜日

どうも、カントリーボーイのSean(ショーン)です。

 

日本に帰ってきてからというもの、土曜の朝はご飯に納豆をかけて食べるのがもう定番となりつつありますが、この日は妻のバースデー。納豆かけご飯のバースデーも捨てがたいけれども、特別な日のランチはフレンチと決まっている。朝早くから電車に乗り込み、箱根を目指していきました。

 

朝、カーテンを開ければ、一面にアンニュイな空が広がっていたのもあって、僕は、少し季節外れかなと思ったけれどもパタゴニアのダウンジャケットを着こんで出かけていった。もちろん今回の行き先は、妻には内緒。だって今日はバースデーなのだから。行き先だって当然サプライズだ。

でも、これが結局は命取りになる事に、ふたりともまだ気が付いていなかった。。。

 

今回は箱根の老舗フレンチレストラン、オーベルジュ オー・ミラドーを紹介します。

 

オーベルジュ オー・ミラドー
住所 : 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根159−15
電話 : 0460-84-7229

 

 

雰囲気について

山奥で30年以上も続く至極のフレンチ オーベルジュ オー・ミラドー。その佇まいは、貫禄のある館そのもの。人は年を重ねるごとに貫禄がますけれど、建物だって同じだ。この建物は貫禄がすごい。

 

 

お店に入ると、まずサロンに案内される。そこで今回の予約内容を確認して、それから席に案内される。席に案内されて一番驚いたことは、挨拶だ。スーツを着て、ポマードで頭を固めた若い男の子たちがウェイターをやっているのだけれど、なんと挨拶が「いらっしゃいませ」ではなく、「ボンジュール」だった。普通、その挨拶によって日本の箱根からフランスへと、気分は吹っ飛んで行くのだろうが、僕は失笑してしまった。だってそのボンジュールは初々し過ぎた。

 

 

テーブルセットもそうだけど、部屋にかかっている絵はとても素敵で、これからフレンチのフルコースという大海に泳ぎ出るため、私たちはそのサポートをしますと言っているかのような印象を受けた。どんな料理がでてくるか楽しみだ。

絵の内容だけじゃなくて、ディスプレイの仕方がとても面白いと思ったのだけど、まるでオークションをしているかのようだった。

 

 

 

お料理について

オーベルジュ オー・ミラドーと言ったら勝又シェフ。勝又シェフと言ったらオーベルジュ オー・ミラドーだ。それ以上でもそれ以下でもない。今日は勝又シェフの作ったお料理を満喫する。

 

まずは前菜。

溶岩で作ったプレートの上に乗った素敵な前菜たち。真ん中のぺろぺろキャンディのようなものは、フォアグラだった。大人のぺろぺろキャンディだ。これがとても美味しくて、ワインが進んだ。この日のハウスプアーは、サンテミリオンのグランクリュ。ハウスワインで飲むなんて贅沢だ。

前菜は全て美味しかったのだけれども、溶岩のプレートが目の前にあった時間は終始、大涌谷の湯けむりを思い出していた。

 

 

2品目は冷たいお魚。真ん中のムースはなんと黄色い人参。見えないけれども、中には大きなハマグリのお刺身が乗っていた。そこにウェイターの男の子がチーズみたいなのをかけようとしたもんだから聞いてみると、ここでも驚きがあった。

 

 

それはなんと、チーズではなく凍ったウニだった。

「凍ったウニをそんなにたくさんかけてくれるなんて、とても贅沢ですねぇ」

とウェイターの男の子に聞いてみたら、

「これは勝又にしか思いつきません。」

と胸を張っていた。70歳を超えている男(シェフ)に対し、呼び捨てで、自分の事のように胸を張って、お客さんに答えている。それに感動してしまった。僕も、そんなことをされるような大人になりたい。そんな仕事がしたい。

 

 

次は温かいお魚。シーバスのグリルだった。七味が手前にパラパラとあって、味付けも日本を感じられる味付けで、とても美味しかった。赤大根とタマゴが意外だったけど、とてもマッチしていた。

 

 

メインはこんな感じ。4種類のお肉が一口サイズで、イースター島のモアイ象のように整然と並んでいる。フルコースにコロッケが出てきたのが珍しくて、とても美味しかった。よく考えてみれば、今までフルコースにコロッケが出てきたことは2回だけあるけれど、どちらも日本だった。さては日本人、コロッケ好きだな。今度popeyeあたりが「コロッケを食べに町に出よう」なんて企画やりそう。

 

 

最後はデザート。これも溶岩のプレートに乗ってきた。

 

 

この日は妻のバースデーだったので、実はその旨を予約の時にしていたのだけれど、なんとランチ中に他のお客さんもバースデーという事で、ウェイターのポマードの男の子たち3人でハッピーバースデーの曲を歌っていた。自分の誕生日に、人の誕生日を祝っているところを見るというのは、なんともアンニュイな気持ちになる。

それも、ハッピバ~スデ~トゥ~ユ~♪

ではなく、(しかめっ面で、)フランス語で、

ジョワイユー ザーニヴェーセール♪

だ。

 

更にさらにこれが2度続いた。私たちが最後のデザートにたどり着いた頃は、

「3回目ですが、はりきって歌います。」

との事で、また、アン・ドゥ・トロワ♪と始まったのでした。

 

 

宿泊施設・温泉

オーベルジュ オー・ミラドーの凄いところは、箱根にあるフレンチというだけでなく、宿泊施設でもあるという事だ。この日は日帰りだったけれど、ランチと温泉の両方を予約していたので、食後は温泉に入ってきた。

こちらが温泉と客室のある別棟。

 

 

いきなり雰囲気変わり過ぎ。。。という萌えるポイントも出しつつ、ちゃんと箱根の温泉が楽しめた。最初は気持ちよく入っていたのだけれど、だんだんとお湯が熱くなってくる。最後はもう、湯が熱すぎてとても入っているのなんて無理な状態になってしまった。

レストランは人がたくさん入っていたけど、みんな別の旅館の宿泊客なのか、温泉は貸し切りで、自分一人しか入っていなかった。マナー違反かもしれないけど、写真をパシャリ。

 

 

お湯はとっても熱ったけれど、足だけつけたりしながら30分位入っていたら、とても温かくなった。すごく良いお湯だった。やっぱり温泉に来るなら、箱根。美味しいフレンチを食べられて、良い温泉にも入ることが出来て、もう人生勝ったも当然だと思っていた。

 

ここまでは!

 

問題は、ここから帰らなければならないという事だ。電車とバスを乗り継いで3時間かけてきた。という事は、スイートホームまでまた電車とバスで3時間かけて帰らなければならない。

お湯から上がった我々を待ち受けていたのは、箱根の寒さと、さらに雨。アンニュイな空はここに来て、KYな空に様変わりしていた。

 

私、箱根まで来るなんて聞いてなかった。。。

 

せっかくのサプライズが、水の泡。ダウンを着ている私でも寒い。雨の中、バス停でバスを待つときの妻は、薄手のニットを羽織りながら、もう死んだ魚の目をしていた。

みなさま、箱根にサプライズで行くときは、服装の指定だけはしてあげて、セミサプライズ位で行った方がいいかと思います。

それでは、また。

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