凄腕シェフ直伝!しらすと小松菜のパスタ~美味しいパスタ作ったお前~

ジャズを聞いていても、ヒップホップを聞いていても、どんな曲を聞いていても、パスタを作っている時には必ず口ずさんでしまうフレーズがある。

ヒントはこの曲だ。

 

 

大親友の彼女のツレ〜

美味しいパスタ作ったお前〜♪

By若旦那(湘南乃風)

 

ということで、今日は美味しいバスタを作ろうと思う。

 

パスタと一口に言っても、ただ市販のレトルトのソースを温めてパスタにかけるだけの人もいれば、前回投稿したように何時間もかけてボロネーゼを作る人もいる。(参照:ゆっくりしたいウィークエンドは、読書をしながらパスタを作る

今回作るのは、大親友の彼女のツレが作ってくれるようなパスタではなく、お手軽だけど本格的なパスタだ。ちなみにこのレシピは僕の友人のシェフが教えてくれた。それも海外に拠点を構えて、フランス料理の腕に磨きをかける凄腕のシェフだ。彼はときたまふらっと現れては僕たち夫婦に料理を作ってくれる。その度に横から見ながらレシピを盗んでいるのだけれど、今回もその一つ。心して読んで欲しい。

 

大親友のレシピをマネ〜

美味しいパスタ作った俺〜♪

By Sean(ショーン)

 

 

まずは買い物に行こう

今回使う野菜はたったこれだけ。小松菜、ミニトマト、それとニンニク。

量はどれだけでも良いのだけれど、今回は小松菜が3束、ミニトマトが6つ、にんにくが4カケ。それ位の分量を使って2人分のパスタを作ろうと思う。

 

 

あと買い忘れてはいけないのが、メインのシラス。これも量は適当で良いのだけれど、今回は400円分くらいを購入した。お金がない人は100円分でもいいし、お金持ちの人は1000円分買えばいい。

 

 

今回必要な食材はこれだけ。買い物が終わったらさっさと家に帰って、パスタを作ろう。

※写真にはないのだけれど、ほんのちょっとだけ鷹の爪も使う。常備していない人は是非一緒に購入を。

 

 

音楽をセットしよう

買い物から帰ってきて、食材を冷蔵庫に入れたら、次は音楽をセットする。週末家でパスタを作ることに慣れて来たら冷蔵庫に食材を入れる前に音楽をセットしてもいいのだけれど、ノリノリになっているうちに材料が傷んでしまってはいけないので、気をつけよう!

今回はD’Angelo(ディアンジェロ)のVoodooをセット。

 

 

これはもう伝説的アルバムで、当時は擦り切れるまで聞いたけど、当然CDなので擦りきれる訳もなく今でもたまに聞いているアルバムだ。

 

 

やっぱり超カッコイイ。

首が前後に揺れてきたら、そろそろしらすパスタに取り掛かる時間だ。

 

 

キッチンに立とう

次に野菜をカットする。

にんにくをみじん切りにして、小松菜は食べやすい長さに、トマトは4分の1にカットする。ただこれだけ。超簡単だ。はっきり言ってサイズはあまり関係ないし、自分の好きな大きさに切ればいい。

ディアンジェロの超セクシーなファルセットに首を振っている間に、カットは一瞬で終わっているはずだ。

 

 

そうそう、鷹の爪を切っておくことも重要だ。鷹の爪は、にんにくを炒める前に火に入れておくと味にパンチが出る。ちなみにこの忠告は、友人シェフからのもの。シェフが言ったのだから間違いない。

分量は適当だけど、種を3粒くらい、皮の部分は5切れ位が適切かと思う。

 

 

コンロに火をかけよう

野菜をカットし終えたら、まずはまな板などを洗ってしまおう。趣味として料理をするうえで大事な事の1つは、キッチンを綺麗に使う事だ。洗いものを片付けずにどんどん次に進むと、途中で洗いものがたまって嫌になる。身の周りを綺麗にしながら料理をすると、テンションがあがったまま料理が出来る。ポイントとしては、先に必要な具材を全て切ってしまい、洗いものを済ませて置くことだ。キッチンが綺麗な状態で音楽がかかっていれば、最後までテンションが下がる筈がないのだ。

ということで、話はコンロに戻ってまずは鷹の爪を炒めるところから。油が温まったら真ん中にポトンと置く。パスタなのでオリーブオイルがいいと思うが、サラダ油でも菜種油でも、まぁ何でもよい。(ゴマ油やココナッツオイルはダメ)

 

 

鷹の爪をずっと炒めていても特に何も変わらないので、曲の合間か何かでにんにくを入れる。にんにくはちゃんと炒めて、オイルに香りを移す。

 

 

僕は今レシピを、クックパッドみたいに簡単なやつじゃなくてちゃんとしたブログに、それにこんなにたくさんの文字を使って書いているので、ちゃんと料理のTipsも書く。

それはにんにくを炒め終わって、次に移行するタイミングだ。例えば、「にんにくがきつね色になったら。」という表現。あれ、僕はあまり好きではない。キツネというのは白いキツネもいれば茶色いキツネもいる。黒いキツネだっているかもしれない。そもそもキツネを見たことない人がほとんどだろう。

にんにくを炒め終わったタイミングとは、「お腹がグーって鳴ったら。」というのが正確だ。にんにくに火が通って、オイルににんにくの香りが移ったころ、とても素敵な香りがする。そのタイミングでお腹が鳴らない人などいないのだ。

 

 

僕はこのタイミングでお腹がグーって鳴った。

 

メイン!シラスを入れよう

お腹が鳴ったらシラスを入れる。こんな感じにフライパンの真ん中にバサッと入れればいい。

 

 

シラスはにんにくと混ぜ合わせて、結構ちゃんと炒める。

 

 

ここで隣のコンロに鍋もセット。パスタを茹でるためだ。シラスを炒める横でぐつぐつ沸騰させておく。適当に塩も入れて、いつでもパスタが茹でられる状態にしておく。

出来るシェフは色々な事を同時にするのだ。

 

 

お湯がぐつぐつして来たら、鍋からお湯をちょっとだけ拝借してフライパンに入れる。そして煮る。むむ?煮る?と思うかもしれないが、要するに水気を足してソースにするという事だ。

シェフはこの事を<炊く>と表現していた。僕はこの表現が未だに分からないのだが、水を入れたら雰囲気はこんな感じになる。

 

 

しらすが炊き終わったら、次の工程に入ろう。(いつ炊き終わるのかアドバイスできないので、そこは適当に。)

 

 

ソースを完成させて、パスタを茹でる。

シラスが炊きあがったタイミングでいれるのは、小松菜。僕はこんな感じになったタイミングでいれた。

 

 

小松菜がしんなりしてきたら次はトマトを入れる。なんか絵になるので、このまま食卓に並べても良さそうだが、今日はパスタだ。引き続き煮ていく。水分が減ってくるので、横の鍋から拝借しながら水気を保とう。

 

 

こんな感じになれば、完成。火を弱火にキープして、こがさないように注意しよう。水気がなくなったらまた、隣の鍋から少し拝借して足せばいい。

 

 

ソースが完成したらパスタを茹でる時間だ。パスタをあげるタイミングというのはものすごくシビアなのだが、目標はアルデンテ2歩手前での救出だ。7分だったら5分くらいだ。

 

 

 

お酒は何と合わせるべき?出来上がったらすぐ食べよう!

さて、アルデンテ2歩手前での救出が出来たら、水を良く切って、そのまま隣のフライパンに移す。ここでアルデンテまで持って行く。

 

 

ちなみにこの作業、シェフは乳化させると表現していたけど、僕はこの乳化というニュアンスも分からなかった。要するに美味しければいいのだ。ここまで来て美味しくない筈は無いので、アルデンテになったくらいのタイミングで皿にあげよう。僕が尊敬する伊丹十三氏によると、アルデンテとは、歯でスカッと噛み切れる柔らかさだそうな。アルデンテっていうのは結構硬いらしい。

 

 

もし君が作るこのパスタを待っているガールフレンドがいたとしたら忠告する必要もないのが、もし君が一人で週末を過ごしていたとしても、盛り付けは重要だ。料理の印象の120%位は盛り付けで決まると言っていい。この時代、インスタ映えしない料理なんて、意味がないと言わざるを得ない。

 

 

そして、最後にお酒について。

しらすパスタなんて和洋折衷な食べ物は、正直どんな酒でも合う。ハーフの女の子は可愛いし、着物も洋服も似合う。それと同じで和洋折衷な食べ物は美味しいし、どんな酒でも合うのだ。

僕が合わせたのは<澪(みお)>スパークリングな日本酒だ。まさに和洋折衷な食べ物に相応しいパスタにぴったりだった。パスタの味も絶妙で、一瞬で食べてしまった。このパスタを初めて作ったのは約1年前。シェフが作ってくれたのを盗み見して、レシピをパクった。そこからたまに食べたくなって作ることがあるのだが、やはりうまい。もっとこのレシピが広がってくれればいいと思う。

 

 

最後に

冒頭にあげた湘南の風「純恋歌」の一節、

美味しいパスタ作ったお前〜♪

はマジでジャパレゲ界最大のパンチラインだとは思うけれど、僕はそれ止まりだと思っていた。だが今回、この一節に最大のリスペクトを払っている曲を発見してしまった。

今回は最後にその曲を紹介して終わりにしたいと思う。ただし脳内リピート率がものすごいので、興味がある人は自己責任で見てほしいと思う。それでは、また。

 

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